離職コード「2D」の闇
病気で休職していて休職期間満了後退職すると特定理由者に該当しない恐れがある
(とくに雇用保険加入一年未満の人は注意)
会社を辞めた時に貰う離職票には離職理由にコードを充てて分類しているのだが「2D」は契約満了による雇用終了を意味する。
もっと詳しく言うと「雇用期間が終了して、かつ労働者から雇用の延長が希望されなかった」という意味らしい。
しかし、病気等によって労働が困難となり休職して会社が定める休職期間が終了してもこの2Dが出される。
(休職期間満了したら退職しろよっていう会社規定であってこっちの希望なんて全く聞かれずにこの2Dを突き付けられる)
病気等によって働けなくなると「特定理由者」となって失業手当で色々優遇はあるが、2Dは「特定理由離職者」に該当しない。
2Dをつけられると病気退職なのに特定理由離職者にならないというおかしなことが起こる。
特定理由者だと在籍6ヶ月以上1年未満で失業手当給付対象だが、そうでない場合は1年以上の在籍が必要となる。
つまり6〜11ヶ月の期間雇用保険被保険者で休職期間満了したら何の保証も無いということになる。
厚生労働省が出している文書には離職理由は被保険者の言い分も聞いて総合的に判断をする旨が書いてるが、"総合的な判断"の基準はネットを見てると各事業所で地域差がかなりある模様。
参照(2ページ目)
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11600000-Shokugyouanteikyoku/0000147318.pdf
少なくとも自分の管轄のハロワは「離職コードが全て」と言っていた。
休職期間満了後失業保険の利用を考えている人は休職期間満了後2〜3日復帰して「やっぱり病気で就労は難しい」と言って離職コードを「病気退職」にして貰った方が良いかもしれない。