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スティーブ・ジョブスが信仰される理由

 

Think Simple ―アップルを生みだす熱狂的哲学

Think Simple ―アップルを生みだす熱狂的哲学

 

 

Think simpleを読んだ。

現状iPhoneiPadにどっぷりな生活だが、何故どっぷり浸かっているかがよく分かった。
Appleは最強の人間目線(simple)なのだ。機械と人間を繋ぐ上で人間目線は最重要事項だ。

以下、軽く要約+私見。

appleをあそこまで成長させたのは"simple"に対する熱狂的な信仰である。
効率を求めてあらゆる方法を考えるのが従来の多くの企業であるが、appleは本当に必要なこと以外を削ぎ落としsimpleを求める。
他企業が足し算で効率を求めるところ、Appleは引き算で削ぎ落とし結果的により良い効率を得ている。
simpleの中心にいるがスティーブ・ジョブズだ。彼はsimpleであることを良しとし、そうではないことは猛烈に怒りを露わにする。
また、ジョブズは自分を通さずに決定させることを嫌っていた。多人数では先導が取れないため役員を100人に絞っていた。
それはスタートアップ企業のような少数精鋭の強さを生み出した。
ジョブズは言っている。「Appleは世界最大のスタートアップ企業だ」と。

・伝えること
相手の気持ちを考えると時に正直になれない時もある。しかし残酷な程の正直さはあらゆる無駄を結果的に省くことができる。

・少人数
プロジェクトは有能かつ少人数で進めるべき。効率・能力・士気・統率において優れている。

・ミニマルに伝える
伝えることが2つ以上あると人の注意は分散される。伝えたいことが複数の場合共通項でまとめると分かりやすいし覚えられやすい。

・最速の時間
物事を達成する時のスケジュールは余裕があってはいけない。余裕がない方がプレッシャーを与え無駄のない行動ができて効率が良い。

自分はめんどくさがりなので何かをやろうとする時はベッドで寝ながら如何に最小項目で楽にできるかを考える。
それもひとつのsimpleかもしれない。
無駄を省くのは時に「横着」と批判されるが、生き物の本能でもあるし、結果的に効率が良い。

 

「simpleに生きて良いんだ」って思えて安心する本だった。