カップラーメンを水で作る必要はあるのか?
すごく限られた状況下(燃料がどうしてもない時)では「必要がある」。
だけど燃料が少しでもあるなら最優先で食べ物を温めるのに使うべきだ。
最近、軍用食糧(レーション)について調べるのがマイブームだ。
レーションは最も最先端かつ効率的な食事だから魅力を感じずにいられない。
メジャーなレーションパックの中にはヒートパック(中の食糧を90℃近くまで温めるもの)が大抵入っている。
スペース・重量、無駄を最大に削ぎ落としたレーションですらヒートパックが入っている。
「食事が温かい」ということは生存に直結している。
「水で作るラーメン」を食べてお腹を壊したってどこかに書いてた人もいた。
常温とはいえ体温より低いものを300mlくらい食べるからお腹も壊すかもしれない。
消化にも悪い。
おそらく災害下での水の保存は常温だとして、雑菌の繁殖はかなり危ない。
未開封なら大丈夫だけど災害下で未開封のものがそう頻繁に手に入ることはないはずだ。
そのような状況で水を沸騰させるのは殺菌の意味も兼ねる。
災害下の無医療環境で腹を下すのは下手すれば死に直結する。
燃料は無くなっても死なない。
だから温かいものを食べるのは最優先事項だ。
方法ばかりが先行されて、燃料あるのにケチってお腹壊すとかいう展開が目に見えて、「温かい食べ物大事」って思った。